仮想通貨は法定通貨に取って代わるのか?どちらがいったい「仮想」なのか?

突然ですが、そもそも「通貨」って、いったい何のことなんでしょうか?
実際は、貨幣と言ったり通貨と言ったり、私たちが日常で使っている言葉としての区別は曖昧なのが実情です。

 

2016年に改正資金決済法の放棄西安が閣議決定された際に、新聞等には「ビットコイン貨幣認定」といった見出しが出ていましたが、

実際の法律には「仮想通貨は貨幣である」とは一言もまだ書かれていない状況です。

 

ただ決済手段として使えることや、資産的価値を持つということが、間接的に仮想通貨を貨幣として認めたようなものだというのが世の中の流れでしょう。

 

ただ、現時点では、仮想通貨を「通貨」と呼んでいいのかどうかは正直微妙なところだと思います。

仮想通貨が貨幣と呼べるのかは重要ではない

一般には通貨には3つの機能があるとされていて、それが決済機能、価値尺度、価値保存機能の3つです。

 

決済機能とは代金の支払いに使えると言うことです。最近はビットコインで支払いをできるところも増えてきましたよね。

 

例えばビックカメラがビットコインでの決済を導入したのも記憶に新しいと思います。

 

次に価値尺度とはものの価値を価格として表示できること。

それができて、初めて人はこれは高いこっちのほうが安いなどと比較することができます。

 

最後に価値保存機能とは腐ったりしてしまわないということです。

この3つの機能が通貨にあるとされていますが、価値尺度機能がまだまだあいまいなのが仮想通貨の実情だと思います。

そのため、通貨と呼べるのかどうかは怪しいところです。

国家たちが仮想通貨の盛り上がりに恐怖を抱く?

実は中国やロシアが自国の仮想通貨発行を検討しているという話があります。

 

中国やロシアのみならず、英国、オランダ、カナダなど、仮想通貨の発行を目指す国は結構あります。

 

表向きは「偽札対策」「マネーロンダリングや脱税の対策」を歌っていますが、実情はそれだけではないでしょう。

 

「通貨発行権」と言う、国にとっての最大の既得権益が仮想通貨によって脅かされているんです。
その利権を守るために国も必死になっています。

 

仮想通貨は現在国が管理している通貨ではありません。

日本でも取引所と言うところが取引を管理しているように見えますが、実際仮想通貨、例えばビットコインは

それ自体が日本円やドルによって価値が保障されているものではありません。実態が無い通貨ともいえます。

 

そのため、一度信用を失ったとしたら一気に無価値となる可能性すらあります。

 

しかし日本円やドルと違って、仮想通貨はその発行に対して、規制がまだそれほど整備されておらず簡単に発行できます。

 

人々が仮想通貨を通貨と認め円やドルを仮想通貨に変えて保有するようになると、国としては通貨を発行するという、

最大の既得権益が脅かされてしまうのです。

 

これは国としては一大事です。

最近ではジンバブエやギリシャといった国の経済危機をきっかけに、避難通貨としてビットコインが大幅な値上がりを示しました。

 

「資産が避難する先」として仮想通貨で選ばれたこと、

「国よりも仮想通貨の方が信頼できる」と思う人が世の中には大勢いるということが証明されたともいえます。

 

現在もビットコインは引き続き値上がりしていて、2017年12月にはついに

1ビットコインが2,000,000円を突破しました

 

たった1年で20倍の価格となっています。

 

でも、よく考えてみれば普段私たちが使っているお金それ自体も

仮想通貨と同じ性質を持っています。

 

お金とはもともと「金」というモノから始まっています。

 

預かったお金に対して証書を発行していたのがやがてお金となりました。

 

だから、法定通貨だって実は仮想通貨に通じる一面があるのです。

どちらも無から有を作り出す仕組みとして機能しているのです。

 

結局のところ、円やドルといった通貨は国の信用力があるから価値があるといえます。

 

そのため仮想通貨の方が信頼できると思う人が多くなって

極端な話ですが、日本円が信用できないってことであれば

 

国としては仮想通貨のほうにお金が流れていってしまうのを食い止めることができません。

 

だから国としては仮想通貨を無視することはできないのです。

 

特に経済が発展途上の国、まだ通貨や国内の情勢が安定していないような国では

国が信用できないので、仮想通貨購入をするという人が多くなるのです。

 

こうなってくると仮想通貨と法定通貨どちらが一体「仮想」なのか、

そもそも法定通貨だって信用力で価値が生まれています、これは現時点では仮想通貨も同じ仕組みです。

ブロックチェーンという仕組みによって、仮想通貨は安全だ、不正ができないという認識がされているのです。

 

法定通貨の信用を失えば、当然紙切れとなってしまいますし、

そうなればビットコインやリップルといった仮想通貨の方がより安全信頼できるということになり

法定通貨が仮想通貨に取って代わられるということも考えられます。

 

それでは仮想通貨はこのまま補綴科に取って変わるのか?

 

特に日本ではどうなのか?

 

これについては僕は今の時点では日本円に取って変わると言う事はありえないと思います。

 

というのも、日本円というのは日本と言う国、日本政府が発行している通貨ですので、日本政府の後ろ盾がある通貨なんです。

 

日本は世界でも有数の経済大国であり、有力な企業がたくさんある国です。

治安も安定しており、世界でも重要なポジションを担っています。

 

これは長い歴史の中で日本が作り上げてきた土台や基盤であり、

国という後ろ盾がある限り、仮想通貨がすぐに取って代わる事はできないと思います。

 

また日本人は、安心や安全というものが好きですし、

保障されているという状況を好む傾向にありますから、最後には国が自分たちを守ってくれるという安心感が

日本円に対して信頼と言う価値を付与しているとも考えることができると思います。

そのため、日本円は仮想通貨に比べて圧倒的に信用力があり、まだまだ強い通貨だといえます。

 

ただ、将来はどうなるかは分かりませんよね。

 

仮想通貨の方が信頼でき、価値があると多くの人が思えば、

日本円に代わってビットコインが法定通貨のようになることも考えられるからです。

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